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🌸春の小川が聞こえる街─高野辰之が愛した代々木公園エリア

代々木公園の近くを歩いていると、ふと耳をすませたくなる瞬間があります。車の音や人の声の合間に、さらさらと流れる小川の音が聞こえてくるような気がするのです。
それは、かつてこの地に本当に流れていた「河骨川(こうほねがわ)」の記憶かもしれません。そして、その川を愛し、名曲「春の小川」を生み出した人物が、高野辰之(たかの・たつゆき)です。

🏡文人が暮らした静かな街

高野辰之は、明治時代から昭和初期にかけて活躍した国文学者であり、作詞家。彼が代々木に住み始めたのは1909年(明治42年)。当時の代々木は、のどかな田園風景が広がる静かな場所でした。
彼は娘と一緒に、近くを流れる河骨川をよく散歩していたそうです。春になると、川のほとりにはスミレやレンゲが咲き、エビやメダカが泳いでいました。その風景が、「春の小川」の歌詞にそのまま描かれています。
今ではその川は暗渠(あんきょ)となり、地上からは見えません。でも、代々木5丁目には「春の小川」の歌碑が立っていて、当時の風景を静かに語りかけてくれます。

🚶‍♀️歴史と自然が共有する街

代々木公園駅から歩いてすぐの場所にある「渋谷はるのおがわプレーパーク」や「代々木深町小公園」は、地域の人々に親しまれている憩いの場です。ここでは、子どもたちが元気に遊び、季節の花が咲き、まるで高野辰之の詩の世界がよみがえったような空気が流れています。
このエリアには、他にも文人・画家が多く住んでいた歴史があり、文化の香りが今も残っています。静かな住宅街の中に、ちょっとした文学散歩ができるのも魅力のひとつです。

🏠代々木公園エリアに住むという選択

もしあなたが「自然が好き」「静かな環境で暮らしたい」「歴史や文化に触れたい」と思っているなら、代々木公園エリアはぴったりの場所です。
ここには、ただ便利なだけではない“心が豊かになる暮らし”があります。高野辰之が見た風景、感じた空気、そして歌に込めた思い。それらが今も街のあちこちに息づいています。
代々木公園の近くでお部屋探しをするなら、ぜひ「春の小川」の歌碑を訪れてみてください。きっと、あなたの新しい暮らしのイメージがふわっと広がるはずです。

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代表の伊井勝則でございます。ご覧いただきありがとうございます。地元代々木歴60年です。代々木八幡、代々木公園、代々木上原周辺の素晴らしさをお届け致します。まずは、賃貸・売買専門スタッフに、お気軽にご相談下さい。

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