ニイチのブログ

「安否確認」どうすればいいの?

代々木公園の不動産ニイチです。
先日、自主管理オーナー様からのご相談で入居者さんと「連絡が取れなくなった」と言うことで、ご友人が弊社に訪ねて来られ「安否を確認したいので鍵を開けてもらえますか?」と言ってるのですが、「どうすればいいの?」そんなご相談がありました。

 

先ずは、最優先で安否確認を!

「もしかしたら部屋の中で倒れているかも?」そんな連絡を受けると、賃貸管理業務での不安作業中でトップクラスがこの「安否確認」です。入居者さんの安否を確認するためには、避けられない大切な作業です。当然ながら、他の業務の予定を変更してでも最優先させなければならなりません。

 

鍵を開ける正当性とは?

数十年前なら「入居者と連絡が取れない」とか「家賃を滞納している」等の理由で、鍵を開けてしまうな強引な大家さんや管理会社がありました。しかしそれが犯罪であるという認識がされるようになってきました。
鍵は大家さんや管理会社が保管しています。当然緊急時には物理的には鍵を開けて室内を確認することは可能です。しかし賃貸物件は入居者さんに貸している以上は、大家さんといえども正当な理由なく入室すると立派な刑法犯となるので入室はできません。そんなリスクを冒してまで、入室するのは「もしかしたら室内で倒れている」可能性があるからです。
これを放置すると大変な事態になる可能性があるので、管理会社や大家さんはいち早い判断が必要となります。

 

まずは警察に相談!

安否を確認の依頼を受けた結果、実際には「旅行にいってた」、「不在だった」「部屋で寝てた」等、実際に部屋で倒れていたケースは1割も満たないそうです。
ということは、特に問題のない部屋の鍵を本人の許可なく勝手に開けたことになりますがトラブルに発展したことはありません。その理由としては必ずトラブル防止のため、「警察に相談」のうえ同行を依頼し、なにより「人命を最優先で開錠しました」と説明すれば入居者側も管理会社や大家さん対して不満を持つことは少ないと思われます。
警察官が同行したからっと言って適法となる訳ではありませんが、万が一の事態の場合は対応を引き継いでもらうことが出来ます。

 

まとめ

深刻な事態が進行していることを見逃すことにより、大家さんの大切な財産が「事故物件」になる可能性があります。重大な事故が賃貸オーナー様の物件内で起こることを防ぐ必要があるのです。
今回取り上げた「安否確認」だけでなく、緊急時に備え自主管理オーナー様や管理会社はいち早い判断と適切な対応が求められます。

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代表の伊井勝則でございます。ご覧いただきありがとうございます。地元代々木歴60年です。代々木八幡、代々木公園、代々木上原周辺の素晴らしさをお届け致します。まずは、賃貸・売買専門スタッフに、お気軽にご相談下さい。

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